ワールドグランドチャンピオンズカップ2017(グラチャンバレー2017)

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RESULT試合結果

日本の試合結果・男子

日本の試合結果・男子 - ランキング - 星取表 - 男子全試合結果

最終順位

1位 ブラジル
(4勝1敗、勝点12、セット率=2.800)
2位 イタリア
(4勝1敗、勝点12、セット率=1.750)
3位 イラン
(4勝1敗、勝点9)
4位 アメリカ
(2勝3敗)
5位 フランス
(1勝4敗)
6位 日本
(0勝5敗)

9月17日 日本×ブラジル

チームセットカウント第1セット第2セット第3セット第4セット第5セット
日本
5敗
0 17 15 22    
ブラジル
4勝1敗
3 25 25 25    
【第1セットのスタメン】
小野寺 太志 18
ウィングスパイカー
小野寺 太志
ONODERA, Taishi
  1. 東海大学4年
  2. 1996-02-27
  3. 201cm/98kg
大竹 壱青 1
ウィングスパイカー
大竹 壱青
OTAKE, Issei
  1. 中央大学4年
  2. 1995-12-03
  3. 201cm/100kg
山内 晶大 6
ミドルブロッカー
山内 晶大
YAMAUCHI, Akihiro
  1. パナソニックパンサーズ
  2. 1993-11-30
  3. 204cm/72kg
李 博 15
ミドルブロッカー
李 博
LEE, Haku
  1. 東レアローズ
  2. 1990-12-27
  3. 194cm/83kg
藤井 直伸 3
セッター
藤井 直伸
FUJII, Naonobu
  1. 東レアローズ
  2. 1992-01-05
  3. 183cm/78kg
山田 脩造 10
ウィングスパイカー
山田 脩造
YAMADA, Shuzo
  1. 豊田合成トレフェルサ
  2. 1992-11-27
  3. 193cm/78kg
井手 智 9
リベロ
井手 智
IDE, Satoshi
  1. 東レアローズ
  2. 1992-01-16
  3. 174cm/74kg

【戦評】

第1セット

今大会最終戦、日本の両アウトサイドには山田脩造と小野寺太志がスタメンで出場した。序盤から相手の強烈なサーブに押され、高いブロックにも阻まれて10-16で二回目のテクニカルタイムアウトを取られる。その後も李博や途中出場した山本将平のサービスエースなど、個々に光るプレーはあったものの、追いつくことはできずセットを失った。

第2セット

山田に代わった山本がそのまま残って、第2セットへ。その山本のサーブが走って連続得点する場面もあったが、堅い守備から切り返すブラジルの攻撃を防ぎ切れず、徐々に点差が離れていく。再び10-16と苦しい状態で中盤戦から後半戦に入ったが、柳田将洋や深津英臣、出耒田敬らを投入するも点差を詰めることはできず、このセットを奪われてしまった。

第3セット

2セット目終盤に入った柳田がそのまま出場。その柳田のポイントや李のブロックなどは決まったが、ブラジルにも得点を重ねられ、リードを奪うには至らない。途中、深津らの入る二枚替えをきっかけに、相手ミスもあって連続得点をあげると、終盤は大竹壱青のサーブで攻めて1点差まで追い上げた。しかし最後はあと一歩が届かず、突き放されてストレートで敗戦を喫した。

この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)

P2(PDF)

P3(PDF)

【コメント】

中垣内祐一監督

「ブラジルに苦戦するのは当然といえば当然だが、3セット目終盤にしか見せ場を作れなかったのは残念。それでも最後に、ようやく選手の腹からの声が出たというか、自分たちがしたいことを必死になってできた。時すでに遅し、だったが、そういったことの大事さを選手は学んでくれたと思う。ブルーノ(・レゼンデ選手)とルーカス(・サートカンプ選手)には、藤井(直伸選手)と李(博選手)や山内(晶大選手)がしたかったことを存分にされたという気がする」

藤井直伸選手

「自分の力のなさを痛感した厳しい試合だった」

大竹壱青選手

「ブラジルを意識してしまい、入りは硬かった。徐々に自分自身の硬さは取れたと思うが、それさえなければ、もっとチーム全体の展開も相手に走られることなく競った展開になったと思う。3セット目からは気持ちが整理出来て戦うことができたので、もっと1本に対する気持ちを出していければよかった」

小野寺太志選手

「世界ランク1位のブラジルと戦えていい経験になった。課題の多い試合だった」

井手智選手(ベストリベロ賞受賞)

「このような賞をいただけたことは非常にうれしいが、勝利につながらなかったことを残念に思う。またこのような機会があれば、次は勝利につなげられる様なプレーをして、賞に認められたいと思っている」

9月16日 日本×イラン

チームセットカウント第1セット第2セット第3セット第4セット第5セット
日本
4敗
1 25 19 20 14 -
イラン
3勝1敗
3 21 25 25 25 -
【第1セットのスタメン】
大竹 壱青 1
ウィングスパイカー
大竹 壱青
OTAKE, Issei
  1. 中央大学4年
  2. 1995-12-03
  3. 201cm/100kg
山内 晶大 6
ミドルブロッカー
山内 晶大
YAMAUCHI, Akihiro
  1. パナソニックパンサーズ
  2. 1993-11-30
  3. 204cm/72kg
石川 祐希 14
ウィングスパイカー
石川 祐希
ISHIKAWA, Yuki
  1. 中央大学4年
  2. 1995-12-11
  3. 192cm/84kg
柳田 将洋 8
ウィングスパイカー
柳田 将洋
YANAGIDA, Masahiro
  1. TVインガーソル・ ビュール
  2. 1992-07-06
  3. 186cm/79kg
李 博 15
ミドルブロッカー
李 博
LEE, Haku
  1. 東レアローズ
  2. 1990-12-27
  3. 194cm/83kg
藤井 直伸 3
セッター
藤井 直伸
FUJII, Naonobu
  1. 東レアローズ
  2. 1992-01-05
  3. 183cm/78kg
井手 智 9
リベロ
井手 智
IDE, Satoshi
  1. 東レアローズ
  2. 1992-01-16
  3. 174cm/74kg

【戦評】

第1セット

アジア王者の日本はアジア大陸代表、イランと対戦。大竹壱青や山本将平らが得点して一進一退のまま中盤戦を迎えた。李博のクイック、ブロックが決まって流れを掴むと、その後も粘りのあるつなぎで主導権を渡すことなく、山本の技ありスパイクもあってリードを広げると、イランの追撃をかわして25-21でセットをものにした。

第2セット

第1セットの勢いを保ちたい日本だったが、イランのディフェンスに苦しむ立ち上がりとなった。大竹のサービスエースが飛び出すも、追いかける展開からなかなか突破口を開けない。しかし、粘った末に柳田将洋のサーブやバックアタックでブレイクに成功。競り合いに持ち込みたかったが再び点差を離され、柳田に代わった小野寺太志の奮闘も及ばず、19-25でこのセットを失った。

第3セット

日本はイランのブロックに阻まれながらも攻めの姿勢を失わず、強気のサーブやスパイクで応戦。山本のサービスエースで8-7と最初のテクニカルタイムアウトを奪い、お互いに譲らないまま終盤戦へと突入すると、わずかにリードを奪われた日本も2枚替えなどで食い下がるが、サーブレシーブのミスが出て惜しくも及ばず20-25。連続でセットを落としてしまった。

第4セット

山本のサービスエースで始まったこのセットだが、逆に相手サーブで崩され序盤からリードを許してしまう。そびえ立つブロックや高さのある攻撃に点差を広げられ、中盤ではコンビネーションミスも出て、14-25で第4セットを落とした。勝利には届かなかったが、途中から代わって入ったキャプテン・深津英臣や小野寺をはじめ、全員が闘志を失うことなく戦い抜いた。

この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)

P2(PDF)

P3(PDF)

【コメント】

中垣内祐一監督

「1セット目は非常に入りがよく、昨日のようなバレーボールで大竹(壱青選手)も調子よく打てていたため勝つことができた。しかし2セット目以降、相手のサーブでサーブレシーブが崩されてサイドが止められるという、いちばんの負けパターンにはまって、段々集中力を落としていったと思う。そんな中で小野寺(太志選手)を使う機会が作れたのは1つ、今後へ向けてのチャレンジ。石川(祐希選手)以外のアウトサイドのブロックの低さを補っていけるか、少し時間はかかるが何とか続けていきたいと思う」

藤井直伸選手

「1セット目とそれ以降ではまったく違うバレーになってしまったので、そのような粗さが敗因になってしまったと思う。自分自身も精度の足りないプレーが多かったので、高いレベルの相手と戦う上では1本1本の精度が大事。このような試合をしないように厳しい一面をもって頑張りたい」

大竹壱青選手

「1セット目は勢いもあったし、自分たちのバレーもいちばんできていた。やはり2セット目以降、相手ミドルブロッカーに対しての対応、ブロックが悪くなって、あとサーブで崩される場面も多くなって相手に流れがいってしまった。まだまだできる、という部分も多いので、もっとチームを鼓舞していけるようプレーで表していきたい」

山本将平選手

「得点に直接結びつかないミスや精度の部分がイランより下だったところが敗因。そこを反省点として生かし、明日はもっと精度の高いバレーができれば、と思う」

9月15日 日本×イタリア

チームセットカウント第1セット第2セット第3セット第4セット第5セット
日本
3敗
1 23 25 20 22 -
イタリア
2勝1敗
3 25 22 25 25 -
【第1セットのスタメン】
柳田 将洋 8
ウィングスパイカー
柳田 将洋
YANAGIDA, Masahiro
  1. TVインガーソル・ ビュール
  2. 1992-07-06
  3. 186cm/79kg
出耒田 敬 7
ウィングスパイカー
出耒田 敬
DEKITA, Takashi
  1. 堺ブレイザーズ
  2. 1991-08-13
  3. 200cm/92kg
山内 晶大 6
ミドルブロッカー
山内 晶大
YAMAUCHI, Akihiro
  1. パナソニックパンサーズ
  2. 1993-11-30
  3. 204cm/72kg
李 博 15
ミドルブロッカー
李 博
LEE, Haku
  1. 東レアローズ
  2. 1990-12-27
  3. 194cm/83kg
藤井 直伸 3
セッター
藤井 直伸
FUJII, Naonobu
  1. 東レアローズ
  2. 1992-01-05
  3. 183cm/78kg
山田 脩造 10
ウィングスパイカー
山田 脩造
YAMADA, Shuzo
  1. 豊田合成トレフェルサ
  2. 1992-11-27
  3. 193cm/78kg
井手 智 9
リベロ
井手 智
IDE, Satoshi
  1. 東レアローズ
  2. 1992-01-16
  3. 174cm/74kg

【戦評】

第1セット

名古屋大会とは変わり、山田脩造がスタメン出場。序盤、山内晶大のクイック、ブロックで得点し、10-6とリード。しかし、イタリアの高いブロックが立ちはだかり、徐々に点差が縮まる。日本は終盤で小野寺太志、山本将平、さらに大竹壱青を投入し、ブレイクポイントを狙うが、接戦を制せず、23-25でセットを落とした。

第2セット

 第1セット同様、山田がスタートでコートに入った。立ち上がりは点の取り合いとなるが、柳田将洋がストレートにキレのあるスパイクを叩き込むと、藤井直伸と李博のコンビネーション攻撃も冴え、12-9とリードを見せる。さらにこのセットの途中から出耒田敬に代わって入った大竹が躍動。エンドラインギリギリに強烈な1打、さらに3枚ブロックにも負けないパワーで得点を量産すると、25-22で今大会初めてセットを奪取した。

第3セット

第2セットで躍動した大竹をスタートから起用。序盤よりイタリアが強烈なスパイク、サーブで得点を重ね、じわじわと点差を広げる。日本も負けじとエース・柳田が奮起。テクニックの光る攻撃で食らいつく。大竹、山内もそれに続き、井手智も好レシーブを見せたが、序盤の点差が響き、20-25でイタリアにセットを奪い返された。

第4セット

第3セットのメンバーから、山田を山本に代えてスタート。序盤からイタリアの高さとパワーのある攻撃に押されたうえ、日本はサーブミスなどでブレイクを取れない展開が続く。井手がレシーブでピンチを救い攻撃へと繋げたが、イタリアの強烈なサーブに苦しみリズムを作れず22-25。惜しくも勝利には届かなかった。

この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)

P2(PDF)

P3(PDF)

【コメント】

中垣内祐一監督

「この大会初めてセットを取ったことはいいと言えるのかわからないが、もう少しやりようはあった。イタリアも粗いバレーボールをしており、チャンスもあっただけに悔いの残る試合となった。ただ、今大会で初めて柳田(将洋選手)たちのサーブが機能していたこともあり、イタリアのレシーブが乱れた試合になった。井手(智選手)が今日は足をよく動かし、ディフェンス面でよくチームを支えてくれていた」

柳田将洋選手

「1セット目からリードする機会も多く、セットも取れた。ただ、目標は“勝ち”なので、内容を振り返れば、もっと落とさなくていいボールや決めなければいけない場面がたくさんあった。そこは追求していかなければならないことだと思うので、明日はもっといいバレーをお見せ出来るように頑張る」

山田脩造選手

「僕自身、石川(祐希)選手が出られない状況になって、高崎でのワールドリーグのような起用になったが、今回は代わりではなく、持ち味を前面に出してアピールしようと思っていた。最初からいいゲーム展開でセットを取れたことは評価すべきだと思うが、勝利を求めてやっているという意味では、悔しい部分の残るゲームとなった」

大竹壱青選手

「全体を通して、日本の粘りのバレーは出来たと思う。しかし、勝ちに繋がっていないので、もっともっと自分たちが決められるボールや拾えるボールはたくさんあったということ。残りの2試合を勝ちきれるようにチームでもっと精度を上げていけるようにしたい」

9月13日 日本×フランス

チームセットカウント第1セット第2セット第3セット第4セット第5セット
日本
2敗
0 15 23 23 - -
フランス
1勝1敗
3 25 25 25 - -
【第1セットのスタメン】
石川 祐希 14
ウィングスパイカー
石川 祐希
ISHIKAWA, Yuki
  1. 中央大学4年
  2. 1995-12-11
  3. 192cm/84kg
藤井 直伸 3
セッター
藤井 直伸
FUJII, Naonobu
  1. 東レアローズ
  2. 1992-01-05
  3. 183cm/78kg
李 博 15
ミドルブロッカー
李 博
LEE, Haku
  1. 東レアローズ
  2. 1990-12-27
  3. 194cm/83kg
山内 晶大 6
ミドルブロッカー
山内 晶大
YAMAUCHI, Akihiro
  1. パナソニックパンサーズ
  2. 1993-11-30
  3. 204cm/72kg
大竹 壱青 1
ウィングスパイカー
大竹 壱青
OTAKE, Issei
  1. 中央大学4年
  2. 1995-12-03
  3. 201cm/100kg
柳田 将洋 8
ウィングスパイカー
柳田 将洋
YANAGIDA, Masahiro
  1. TVインガーソル・ ビュール
  2. 1992-07-06
  3. 186cm/79kg
井手 智 9
リベロ
井手 智
IDE, Satoshi
  1. 東レアローズ
  2. 1992-01-16
  3. 174cm/74kg

【戦評】

第1セット

前日と変わってスタメンには藤井直伸が入った。相手のジャンプフローターサーブで乱され連続失点を喫する苦しい立ち上がりとなった。途中でリベロ・浅野博亮、オポジット・出耒田敬を投入するが、なかなかリズムを掴んで突破口を開くには至らない。結局1度もブレイクを奪うことができないまま、最後は石川祐希のサーブミスで、15-25でセットを失った。

第2セット

気持ちを切り替えて挑んだ日本は、序盤に柳田将洋のサーブで乱して連続得点。その後、フランスの激しい追い上げにあうが、出耒田のサービスエースもあって競り合いながら中盤戦に突入する。1点を争う展開を続け、李博のクイックも決まった日本だが、要所でのミスもあって逆転を許し23-25。惜しくもこのセットを奪い取ることはできなかった。

第3セット

一矢報いたいところで、アジア選手権決勝戦のメンバーが入った日本。藤井直伸のナイスレシーブや出耒田の活躍もあって一進一退の攻防を繰り広げた。しかし21-21から相手に連続得点を許し、柳田の強打で食い下がるも絶体絶命。最後も深津英臣と大竹壱青の2枚替えで勝負をかけるが、強打を決められて23-25でこのセットも失い、結果ストレートでの連敗となった。

この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)

P2(PDF)

P3(PDF)

男子大会順位表(9月13日終了時点)

1位: イラン(2勝0敗)

2位: アメリカ(1勝1敗、勝点4、セット率=1.666、得点率=1.173)

3位: ブラジル(1勝1敗、勝点4、セット率=1.666、得点率=1.097)

4位: フランス(1勝1敗、勝点3、セット率=1.000、得点率=1.050)

5位: イタリア(1勝1敗、勝点3、セット率=1.000、得点率=0.922)

6位: 日本(0勝2敗)

【コメント】

中垣内祐一監督

「昨日の負けを受けて、昨晩と本日を含めたミーティングの中で、自分たちの力を発揮するために何をしようかということで、選手たちも昨日とは違う入り方をしてくれると思っていたが、やはりスタートは硬く、昨日と同じ様になってしまった。まだチームの弱いところ、若さを感じた。その中で、フランスはアメリカほどサーブがよくなかったので、サイドアウトは機能していた。大竹(壱青選手)と代わった出耒田(敬選手)が最後までなんとかやり切ったというのは今日の収穫と思っている。こぼれ球をきっちり、精度高くセッターに返していくことがなかなかできておらず、あと1つはサーブでもう少し攻められるところがあると思うので、大阪ではリスクを負ったサーブで攻めていきたい」

藤井直伸選手

「勝ち切れる試合だったと思うが、自分たちのミスでなかなか勝ち切れなかったことが1番の課題。世界と戦う上で、勝ち切れるセットを勝ち切っていかないとこれから先の自分たちの進歩はないと思う。納得のいかない、もったいないゲームだった」

出耒田敬選手

「1セット目は序盤やられてしまったが、2、3セット目というのは終盤まで競って、あれを勝ち切ることが今の自分たちに必要なこと。あそこを取れないのはまだまだかな、と思う」

柳田将洋選手

「出だしから相手にリードされてしまう状況が多く、2、3セット目に関しても中盤までリード(する場面もあったが)、付いていく場面もあった。それを断ち切るまでに、イージー(簡単な)ボールを自分たちで処理できず、攻撃の幅を狭めてしまったと思う。また、サーブでは僕自身、仕事ができていないと思っているので、残り3戦は調整して相手に脅威を与えられるようにしたい」

9月12日 日本×アメリカ

チームセットカウント第1セット第2セット第3セット第4セット第5セット
日本
1敗
0 21 18 13

-

-
アメリカ
1勝
3 25 25 25 - -
【第1セットのスタメン】
石川 祐希 14
ウィングスパイカー
石川 祐希
ISHIKAWA, Yuki
  1. 中央大学4年
  2. 1995-12-11
  3. 192cm/84kg
大竹 壱青 1
ウィングスパイカー
大竹 壱青
OTAKE, Issei
  1. 中央大学4年
  2. 1995-12-03
  3. 201cm/100kg
李 博 15
ミドルブロッカー
李 博
LEE, Haku
  1. 東レアローズ
  2. 1990-12-27
  3. 194cm/83kg
山内 晶大 6
ミドルブロッカー
山内 晶大
YAMAUCHI, Akihiro
  1. パナソニックパンサーズ
  2. 1993-11-30
  3. 204cm/72kg
深津 英臣 (c) 2
セッター
深津 英臣 (c)
FUKATSU, Hideomi
  1. パナソニックパンサーズ
  2. 1990-06-01
  3. 180cm/70kg
柳田 将洋 8
ウィングスパイカー
柳田 将洋
YANAGIDA, Masahiro
  1. TVインガーソル・ ビュール
  2. 1992-07-06
  3. 186cm/79kg
井手 智 9
リベロ
井手 智
IDE, Satoshi
  1. 東レアローズ
  2. 1992-01-16
  3. 174cm/74kg

【戦評】

第1セット

日本はアジア選手権のメンバーからセッターとオポジットを変更してスタート。序盤はアメリカの強烈なサーブに苦しみ、リズムがつかめない。最大7点差を付けられたが、出耒田敬と藤井直伸を投入する二枚替えから反撃を開始し、石川祐希の強打や山内晶大のブロックなどで16-16と一時は追いつく奮闘を見せた。しかし、終盤も攻撃の手を緩めないアメリカの前にミスを出してしまい、一歩及ばずこのセットを落とした。

第2セット

日本は1セット目と同じメンバーでスタート。やはり強烈なアメリカのサーブに押され、なかなか効果的な攻撃を組み立てることができない。石川のサービスエースやバックアタックも決まったが、相手の高いブロックにワンタッチを取られて切り返される展開。途中、セッター藤井を投入するも流れは変えられず、連続でセットを失ってしまった。

第3セット

後がない日本。このセットは藤井と出耒田の入るメンバーで挑んだ。1点目は石川が決めて先制したが、その後はアメリカのサーブが襲いかかり、ネットインでポイントになるなどアンラッキーもあって日本は流れをつかめない。途中、柳田将洋に代わって入った山本将平の活躍で食い下がったが、最後は連続でサービスエースを決められるなど押し切られ、ストレートでの敗戦となった。

この試合の公式記録(FIVBウェブサイト・英語)

P2(PDF)

P3(PDF)

【コメント】

中垣内祐一監督

「この夏に取り組んできたことを見てもらおう、と皆に確認して試合に入ったが、相手のサーブで一気に流れを持っていかれて、最後まではい上がることができなかった。相手はともかく、我々がすべきことが全くできなかったというところで、ふがいなさ、フラストレーションを感じる試合となってしまった。しかし今日のような試合の後でも、決して自分たちが何もできないとは考えていない。もっとできるはず、それなりのことをやってきた。それだけに、今日の結果は残念に思っている」

キャプテン・深津英臣選手

「いいイメージを持って、いい雰囲気で大会に臨んだ。勝敗というよりは負け方について苦しいところはあるが、初戦の硬さもあり、流れを引き戻せなかった。気持ちを切り替えて、全員でつないで1点を取るバレーをしなければいけない」

石川祐希選手

「単純に自分たちのバレーが展開できていなかったので、こういった結果になったと思う。明日からは、自分たちのやるべきことをやっていかなければならないと思うし、それができた上で、相手の対応(ができるよう)になってくると思うので、もう一度自分たちがやるべきことを見直して、明日につなげていければと思う」

大竹壱青選手

「初戦ということで、チームとして硬さがあった。プレーの1つ1つが雑になり、ミスも多く、主導権が握れなかった。まだあと4試合あるので、いかに自分たちのバレーを見せられるか、もう1度切り替えてチームを盛り上げていきたい」

  • FIVB
  • 公益財団法人 日本バレーボール協会